アルファロメオ・ジュリア・スーパー<イタリア>
2009年 03月 24日
1962年に アルファ・ロメオ起死回生のヒットとなったジュリエッタ・ベルリーナの
実質的後継モデルとしてデビューした ジュリアシリーズの元祖!
その姿は・・
この真横から見た ボクシーな真四角な姿から「弁当箱」と呼ばれたり
「醜いジュリア」なる愛称でも呼ばれたりした。
だが実際は 本格的な風洞実験が施された この当時では極めて珍しい
空力テクノロジーが導入された 世界最初のサルーンであった。
この時代としては贅沢なツインカムエンジンも 1300を1600ccにスープアップし
新たに5速ミッションやら 4輪ディスクブレーキを備えるなど
アルファロメオは 当時の最新テクノロジーを これでもかと量産サルーンに詰め込み
その性能と居住性のバランスの良さからも 絶大なる人気を博し その流れは
1968年の1750ベルリーナ 1972年のアルフェッタへと受け継がれていった。
このストンと切り落とした コーダトロンカ理論に基づいたリアのボディ形状も
空力のためだとされるが それがまた良い味でありアクセントまで昇華されてるのも
デザインの国イタリアの アルファロメオたる所以でしょうか・・
大径ウッドの深いコーンのステアリングに 大径のタコとスピードメーターが並ぶ様は
セダンとは言え 走りを忘れないアルファロメオならではですね!
オーナーさんは 最近この車に全塗装を施されたとかで ピカピカのボディが眩しいですね!
貴方も 「醜いジュリア」と親しみを込めて言われたデザインの秘密を
ぜひとも その目で確かめに来られませんか?